今回のテーマは【新NISA攻略】月5万円で1億円を作る方法 です。
50年間の歴史を振り返りながら新NISAを最大限活用した3プランを紹介していきます。
新NISAのポイント
新NISAのポイントについて大きく3つまとめてご説明していきます。
- 【運用益が非課税】
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NISA枠で購入した金融商品は値上がり益や配当金・分配金が非課税となります。NISA枠以外で購入した金融商品に関しては通常、利益に対して20%の課税が行われます。
- 【年間の投資枠】
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成長投資枠が240万円、つみたて投資枠が120万円、合わせて年間360万円が年間の非課税投資枠になります。
【成長投資枠】 積立投資と一括投資ができる
【つみたて投資枠】 積立投資のみ - 【生涯のNISA保有限度額】
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成長投資枠と積立投資枠の合計で1800万円まで、成長投資枠のみは1200万円が限度となります。
今回紹介する1億円を目指すプランは30年間での運用となります。
月々5万円、10万円、30万円ずつ積み立てできる3つのプランで説明します。
新NISAの最大利用可能額が1800万円ですので、積立投資の期間はそれぞれ、月々5万円は30年間、月々10万円は15年間、月々30万円は5年間の積立投資期間となり、10万円と30万円に関しましては積立投資期間が終わった後は据え置きでの投資期間となります。
月5万円プラン
毎月投資額が5万円、年間で60万円になります。投資期間が30年間、運用期間も30年間になりまして、投資総額が1800万円です。目標の運用利回りが年率9.8%程度になりますので、1年複利で計算すると30年後に1億円を達成するというプランです。NISA口座で購入しておりますので利益に対しては非課税手取りで1億円を超える計算になります。
月10万円プラン
投資額が月10万円、年間で120万円・積立投資期間が15年間・運用期間が合計で30年間で投資総額は1800万円となります。目標の運用利回りが年率7.7%程度、1年複利で計算しますと、30年後は1億84万円になるというプランです。
月30万円プラン
積立投資額が月30万円、年間で360万円になります。積み立て投資期間が5年間、運用期間は合計30年間で投資総額が1800万円。目標の運用利回りは年率6.5%程度、1年複利計算しますと30年後に1億240万円になるというプランです。
50年間の歴史
ご紹介したプランに実現性があるかどうか、50年間の歴史を辿ってみたいと思います。
1973年の3月末から2023年12月末まで約50年9ヶ月の年率リターンが出ております
全世界株式に関しての年率インデックス7.2%の計算になります。アメリカの株式が年率9.4%日本株式が年率5.2%となりますので50年間の歴史を見てみるとアメリカ株式は年率9.4%の結果を出しています。
先ほどの3つのプランですと、株式のみではなく債券を踏まえた分散投資が必要となりますので月々5万円のコースで1億円を目指す場合、かなり株式に偏ったプランになりますので、リスク許容度の高い方が目指すべきプランとなります。
リスク許容度の高い方というのは年齢が若くて運用期間が長い方・家族が少ない方・年収が高く金融資産も多い方・ご自身での投資に関する意識も高く定期的に相場を見たり勉強する方 がリスク許容度の高い方になります。
1億円を年率3%で運用しながら取り崩しをした場合
1億円を貯めた後、1億円を運用しながら取り崩しをするプランを参考程度にご紹介したいと思います。
例えば、1億円を年率3%程度で運用しながら、30年間にわたって取り崩しをする場合月々42万円程度、年間で506万円弱受け取りすることができます。
25年間で受け取る場合、月々47万円程度、年間で569万円程度、20年間で受け取る場合、月々55万円程度、年間で665万円程度取り崩しで受けることができます。
新NISAを活用して資産1億円を目指すプランご紹介してきました。運用期間が同じでも月々の投資額によって目標とする利回りが異なることがわかります。
金融資産が多くお持ちの方はなるべく短期間で積立投資を終わらせて、そのまま30年間待つというプランが効率の良い運用方法になります。ぜひ自分に合ったプランを見つけてみてください。