☆FP駒崎さんに質問☆【年金編~年金問題とは~】

こんにちは!スタッフのマホです。

今回は、昨年金融庁が発表した「年金問題」について駒崎FPにお聞きしたいと思います^^。

 

マホ「昨年、金融庁が発表した「年金問題」というのはどのような内容だったのでしょうか?

 

駒崎FP「発表した内容は、『高齢社会における資産形成・管理』というテーマで、各界の専門家が結集した、「金融審議会市場ワーキング・グループ」の報告書でした。国民にとって、とても興味深いテーマですよね。

 

マホ「そうですね。老後のお金についての不安は多くの人がもっているものだと思いますので、大変興味深いですね。

 

駒崎FP「ポイントを簡単に説明しますと、

・現在60歳の人の約4分の1が95歳まで生きるという試算がある。

・収入が年金給付に移行するなど減少している。

・高齢夫婦無職世帯の平均的な姿で見ると、毎月の赤字額は約5万円となっている。

・この赤字額は自身が保有する金融資産より補填することとなる。

・65歳時点における金融資産の平均保有額は、夫婦世帯2,252万円、単身男性1,552万円、単身女性1,506万円となっている。

・不足額約5万円が毎月発生する場合には、20年(85歳)で約1,300万円、30年(95歳)で約2,000万円の取崩しが必要になる。

支出には、老人ホーム等の介護費用や住宅リフォーム費用が含まれていないことに留意が必要である。

平均的な姿という前提条件が上手く伝わらなかった点が問題点となった訳ですが、現状がかわる訳ではないので、私としては報告書の提出は、国民にとって良いきっかけとなったと思っています。

 

マホ「約4分の1が95歳まで生きるという試算ですかΣ(・□・;)。人生長い。。。65歳時点における金融資産の平均保有額、夫婦世帯2,252万円単身男性1,552万円単身女性1,506万円というところは言い換えると、65歳時点で最低でもこの位の金融資産の用意がないと毎月の赤字分は補えないのですよという事をより言いたいように感じました。支出には、老人ホーム等の介護費用や住宅リフォーム費用は含まれてないのですねΣ(・□・)2000万円だけではどうにも足りないようにも感じますが、報告書の提出により、老後2000万円問題というワード等をよく聞くようになり、多くの人々が年金問題について考える良いきっかけにはなりましたね。

 

駒崎FP「高齢夫婦無職世帯の家計収支の内訳を見てみると、実収入209,198円、実支出263,718円と記載されています(-54,520)。この実収入には、社会保障給付(公的年金等)191,880円+夫婦の勤労収入+事業・内職収入+仕送り金が含まれていますので、公的年金だけではないという認識が必要です。

なお、2018年の家計収支の統計では、高齢夫婦無職世帯の平均的な毎月の赤字額は41,872円、高齢単身無職世帯の平均的な毎月の赤字額は38,670円となっています。

 

マホ「実収入・実支出の金額には疑問点はありますが(^^;)、公的年金だけではどうにも足らないという事ですね。

 

駒崎FP「社会保障給付(公的年金等)の金額は、国民年金加入者の場合はもっと少なくなりますので、しっかりとした対策が必要ですね。

 

マホ「そうですよね。。。さらに少なくなりますよね。早いうちからのしっかりとした対策が必要になりますね!

 

今回も駒崎FPありがとうございました^^

次回は、年金はいくらくらいもらえるか?についてお聞きしたいと思います!

 

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