豪ドル建の一時払個人年金保険!円安への好影響

豪ドル建の一時払個人年金保険に注目!

2011年頃から銀行窓販で人気が出てきた、豪ドル建の一時払個人年金保険をご存知でしょうか?

それまで外貨で人気が高かった米ドルやユーロは、金利が低下してきたことで、比較的高金利の豪ドルに魅力が出てきた頃です。

資産が増える楽しみ、死亡保障が一時払保険料分を確保、相続税対策になるなどで、外貨預金よりも、一時払個人年金保険を勧める銀行も増えてきました。

その当時の予定利率は約3.6%。
そして、2011年9月〜2012年1月、2012年5月〜2012年10月ころは、円高に進んでいたため、豪ドル円のレートは、1豪ドル74円〜84円で推移していました。

例えば、一時払保険料を振込した日の保険会社適用レート(TTM)が80円だった場合、250万円の一時払保険料であれば、31,250豪ドルに換算されます。

10年後の満期をむかえた場合は、44,551豪ドルに増えていますので、満期時の適用レートが契約時と同じであれば、3,564,080円になる予定です。(税金は加味せず計算)

ところが、2015年5月12日現在の豪ドル円レートは、1豪ドル95円前後で推移しております。
もし、2012年5月に80円のレートで豪ドル年金を契約していたら、31,250豪ドルは3年間で34,758豪ドルになっています。
そして、34,758豪ドルを93円のレート(TTB)で解約し円に戻せた場合、3,232,494円の計算になります。(利益部分に源泉分離課税)

あと7年待った方が良いのか、それとも解約して利益を得た方が良いのかは、その人の欲深さでしょうか。

例えば、解約してすぐに250万円を円建債券1年物で年利2.8%で運用した場合、年間で7万円の利払いを受けることができます。

7年間運用を継続すれば、合計49万円の利払いを受けることができますので、3,232,494円に単純にプラスすれば、3,722,494円になります。

ここで紹介した例は、税金や解約控除を加味していませんが、満期まで待たずに利益確定をする選択肢もあります。

1豪ドル80円程度で契約した方は、参考にして頂ければと思います。

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